【アイドルプロデューサー対談】プー・ルイ&大森靖子&古正寺恵巳
新グループメンバーオーディションを開催中のプー・ルイ。今回は大森靖子、古正寺恵巳を招いて、鼎談を実施!
<プー・ルイ新オーディション詳細はこちらから> ※応募締切は2025年9月30日23:59
インタビュー/文:南波一海
撮影:METTY
――今年の6月に『WACK in the U.K. Vol.6』で共演した3人での鼎談になります。新グループを始めるにあたって、相談などしたりしたのでしょうか。
プー・ルイ(以下、プー):ロンドンに行く前、3人で歌う「primal.」の練習のときに現状や今後のことをどうすべきか話したりしてました。大森さんと会うことになったときに、話を聞けばいいんだと思ったんですよね。経験豊富なので。
大森靖子(以下、大森):ロンドンでWACKのイベントをやることになって、渡辺(淳之介)さんがZOCXとMAPAを誘ってくれたんです。それで、「primal.」やってよ、と渡辺さんから言ってくれたんですね。せっかくプー・ルイと古正寺と大森さんが集まるんだからって。ふたりはそれに応えようとして、その1曲のためにリハを3日くらい入れようとしたんです。いまだから言えるけど、私は絶対に3日もやりたくなくて(笑)。
古正寺恵巳(以下、古正寺):いやいや、やりたくないのが出てましたよ。
プー:出てた出てた。
古正寺:「こんなにいるかな? 1回やってみてから決めよう?」みたいな(笑) 。バレてないみたいに言ってますけど、バレてます!
大森:1曲のために3日もかけるなんて聞いたことないから、嘘でしょと思って(笑)。
プー:結局、2日で収めました。
大森:これがBiSかと思いました。
プー:いや、当時のBiSだったら考えられないよね?
古正寺:当時はね。でも、去年の歌舞伎町のライブ(昨年7月に開催された一夜限りの再結成ライブ『You've been cheated』)は1ヶ月くらい練習したよ。
プー:めっちゃやったね。3年半分のBiSの練習量を越えました。
――昔はどれだけ練習してなかったんだという(笑)。ともかく、6月の渡英前に二度のリハがあったと。
大森:そのときにいろいろ話したんです。2日もあるなら、練習よりもプー・ルイのこれからの人生をどうにかするという時間に使いたいなと思って(笑)。
プー:すごく覚えてます。大森さんに真っ直ぐ目を見て「誰も信用しちゃダメだよ」って言われた(笑)。
古正寺:そんなこと言ったんですか。自分こそ信用するタイプなのに(笑)。
大森:信用しちゃうからこそ何度も痛い目を見てきた(笑)。あの時期のライブアイドルでいまも残ってる人って、根がいいやつしかいないじゃないですか。素直すぎて、それで痛い目に遭っちゃうから、信用しちゃダメだよって。
――自分のことはわからないけれど、人には冷静にアドバイスできるものですよね(笑)。
大森:そうそう!
プー:大森さんは絶対に信用してますよね。だって、何回もいろいろあったのに、何回も続けてるから(笑)。私はそう言われて親近感が湧いたんですよ。じつはあまり喋ったことがなかったので、もっと尖ってると思ってたんです。
大森:いつのイメージで止まってるの(笑)。
プー:でも、話してみたら共感することばかりで。だから今日は、ご報告も兼ねてお話がしたかったんですよ。相談はしてたけど、PIGGSを辞めて、もう一度グループをやることに決めました、ということを直接は伝えられていなかったので。ただ、改めてイチからやることになったんだけど、オーディションの応募がさほど来てないという……。
大森:一緒にやる? TOKYO PINKのを見に来ていいよ。
プー:いいんですか! いまってオーデイションやってるんですか?
大森:近々やろうと思ってるよ。すごくいいんだけどうちには合わないかなって子に声かけてよ。
プー:横の繋がりがないので、そんなやりかたがあるなんて思わなかった! もちろん今回の応募で来てくれた人から選ぶのが大前提だけど、可能性は少しでも広げておきたいんですよね。年齢を考えると、私にとってほんとうに最後のグループになるので……って何度も言ってるけど(笑)。
大森:もう年齢とかいいよ。どうせ何度でもやるんだよ。
プー:こわいこわい(笑)。常に最後だって思ってやってきたけど、本当に最後にしたいんですよ。
大森:わかるよ。最後だと思ってやることは大事だしね。
プー:だから、絶対にこの子とやるぞ、と思えるメンバーを選びたいんですよね。それで今回はグループを始めるうえでふたりと話したかったんです。気をつけないといけないこととか。
古正寺:プー・ルイが一番知ってる人なのに(笑)。
大森:あと、自分がグループとして成功しているかと言われると……という話もある(笑)。目的がなにかだよね。
プー:そこは単純明快で、武道館、横浜アリーナに立つということしか見てないんです。それを成し遂げられるグループを作りたい。ZOCの以前のオーディションの動画を見たら、3000人も応募が来てたので驚いたんです。多ければいい多いほどいいということでもないけど、やっぱり見れる人数が多いと選択肢も違うじゃないですか。でも、大森さんの曲を歌いたいのに、うちが手を挙げたとしても興味持ってくれますかね?
大森:うちに適してる子とそうじゃない子はいるし、アイドルになりたいというだけの子も来るかもしれないから、プー・ルイに見に来てもらっても大丈夫なはず。
古正寺:うん。MAPAにもBiSが好きな子はいるから、あまり関係ないかもしれない。
プー:そう言ってもらえてちょっと未来が明るくなりました(笑)。TOKYO PINKでオーディションするときって、いつもどこを見ますか?
大森:パフォを見て決めます。いまのところはそこだけです。
プー:そうなんですね。うちは合宿をやろうと思っていて。
大森:いいね。それをやっておけば変なこと起こらないのかも。うちはステージに立つ上で気持ちの面で弱いかもしれない子とかも入れちゃったりするので、逆に申し訳ない気持ちになったりするんです。やっぱり、WACKの合宿とかは羨ましいですもん。
――今回、それに近いものをやろうとしてるんですよね?
プー:はい。朝早く起きれるかから見ちゃいます。
大森:私はそれをやらせる能力がない。自分ができないから(笑)。
――早朝から走ったりするプランを見せてもらって、いまの時代にまじですかと。
プー:どんな人でもジョギングしたりするじゃないですか!(笑)。走ることが目的というより、朝5時に起きて準備ができるかどうかを見たいんです。
古正寺:あ、朝5時!?
プー:5時起床、6時マラソン。対談を経て、ちょっと見直し中ではありますが(笑)。
大森:才能って、どっちかなんですよ。考える能力があるか、考える体力があるか。体力を見るという点でいうと、それは正しいんです。それがある人間は、多少は頭が使えなくても生き残ることはできるので。
プー:たしかにPIGGSは体力がありますから(笑)。ロンドンに行ったときにMAPAと行動させてもらったんですけど、事務所によってこんなに雰囲気が違うんだなと思いました。アフタヌーンティーについて行ったんですけど、みんなの写真の撮りかたがすごかったんです。角度からなにからこだわっていて。PIGGSだったら、まず食べちゃうから(笑)。
大森:でも、私は渡辺さんに怒られたよ。「お前ら自由すぎる」って。理由があるので言い返しましたけど(笑)。
プー:言い返せるのがすごい(笑)。そうやって自由でいられるのも才能じゃないですか。大森さんは突出した子を採っちゃうのかもしれないですよね。そのかわりコントールができないというか。私はいま、そういう子にちょっと興味があるんですよね。
大森:そういう人を採るならひとりだけでいいと思う。
プー:そう、ひとりくらいがいいと思ってます。
――プー・ルイさんは基本的にコントロールしたい人ですよね。
プー:そこは自分を変えないといけないなと思っているところです。私はコントロールされて生きてきた人間だから、言ったのと違うことをされるとムカついてしまうんです。そこを大目に見れないと人って育たないですよね。大森さんは、遅刻してきたりとか、刃向かわれたりしたらムカつかないんですか?
大森:……ないかも。ふーんってなるほう。それでも黙らせられる才能がないんだったらちゃんとやれよとは思うよ。例えば、遅刻してきても、遅刻したぶんの元が取れるならいい。3時間でやることを30分でやれるならいいじゃないですか。
プー:できないことがあってもそれをカバーできる人間性とか、なにかしら素晴らしいところがあればいいですよね。古正寺も、BiSに加入して初アー写撮影の日、2時間遅刻しましたから。先輩5人を待たせて(笑)。そういう意味ではTOKYO PINKに入るべくして入った人なのかもしれない。
古正寺:遅刻常習犯みたいに言うのやめて(笑)。
プー:人生初めてのアー写撮影ですよ? しかも、遅刻してるのにシャワー浴びてから来ましたから(笑)。
古正寺:逆に初アー写だからシャワーはちゃんと浴びないと。
大森:やば(笑)。たしかにいまも特典会準備は一番遅いよね。
古正寺:私がいるからみんなが安心して支度ができてるんです(笑)。
プー:いいように言うね(笑)。コショは当初、BiSのメンバー5人から嫌われてたんですよ。
古正寺:え、全員から!?
プー:度重なる無礼があったので(笑)。決まりごとをやれない、提出期限を守らない人だったので嫌われてたんですけど、結局、それを自ら覆していったんですよ。
大森:やっぱ最初は評価低めで入ってくるほうがいいのかな。上がっていけるからお得だね。
――古正寺さんは疲弊しきったメンバーたちの癒しの存在になってましたもんね。
大森:BiSは疲れてたよね。
古正寺:疲れてた疲れてた。
プー:そうそう。温泉でコショが「BiSが大好きなんです」って全裸で言い始めたあたりから、みんなが「こいつはなにを言っても聞かないけど、愛すべきバカなんだ」って折れたんです(笑)。そう思わせるのも才能じゃないですか。私たちがファンになっちゃったということなので。
大森:それがベスポジだったんだと思う。あのときの古正寺が一番かわいがられてたよね。それ以降、あのポジにはいないから。
――Maison book girlやMAPAでは先輩として引っ張る存在になりましたからね。当時はBiS的な重い空気に染まらない、ある意味天使的な役割だったと思います。
プー:そう思って見てました。でんぱ組さんと仲良くなっちゃうし、大森さんともそうだし。すごいなこいつ、と思ってました。ひとりで楽屋から出て行っちゃうんですよ。私たちが疲れてて動けなかったというのもあるんですけど。
大森:誰かと仲良くなる気力もなかったんだね。
――そしていまは、そんなふうに自分の予測できないメンバーがほしいと思っているんですね。
プー:そういう存在が必要なのかなって思えるようにはなってきました。PIGGSにそういう子がいないというわけではないんですけど、素直で真面目な子が多いので、まとまりがよかったというか。せっかくなので、違うやりかたを考えたいなと思ってます。
大森:プーちゃんはもちろん核なんだけど、もうひとり別の核がいると光る人なんだよね。プーちゃんは引っ張る人というより引っ張られる人で、なにか指示されたときの反応がものすごく早いイメージ。自家発電タイプではないから、そのタイプの人を入れたほうがいい。だからそういう人はオーディション外でひとり見つけて、残りのメンバーをオーディションで探すのが一番間違いなそうな気はするかな。
プー:さすが大森さんです。ワントップよりツートップのほうがうまくいんですよ。負けず嫌いなので、すごいやつがいるとやべーって燃えるタイプだから、ツートップがいい。BiSで言ったらウイぽん(ファーストサマーウイカ)とか(寺嶋)由芙ちゃんとか。私にはそのふたりなんて絶対にコントロールできないじゃないですか。
――独特の緊張感はありましたよね。
プー:私は大人の言うことを聞くので、大人のウケはよかったんです。でも、そのふたりって大人のウケがよかったと言うとそうではなかったかもしれないけど、ファンのかたからは愛されていたから、それも正解なんですよ。私はいま、そういう人を選んでみたいんですよね。人を蹴落とす系としてやり合いたい。
大森:蹴落とす系(笑)。
――発想が2010年代すぎる!
大森:でも、わかるよ。
古正寺:人間としての本能がそうさせるんだね(笑)。
プー:だから一番必要としているのはバランサーというよりカリスマ? そういう人にかき乱してほしくはあります。あと、私が聞いてみたいなと思っていたのは、古正寺のメンバーとのコミュニケーションの取りかた。あれはすごいなって思う。
古正寺:そうなの?
プー:上手だよ。みんなよりもずっと先輩なはずだけど、ちゃんと溶け込んでるでしょ? どうやってあんなふうに距離を取ればいいんだろうって思う。距離を意識してると悟られてもダメじゃないですか。
――大森さんもZOCXのメンバーとの溶け込みぶりはすごいと思います。
大森:私の場合は喋りかたを真似してるな。その語彙で喋ってる。相手によって変えてるよ。全員そう。
プー:すご! でも、好かれ過ぎちゃうって言いますよね?
大森:それはいつもそう。好かれ、嫉妬され、おかしくなる(笑)。
古正寺:みんなおかしくなってる(笑)。自分はどうだろう……このメンバーとばかり話すとかもないし、みんなでご飯行くとなったら3回に1回は行くようにしてるくらい。そんなに特別なことはしてないけどな。
プー:逆にそのくらいしか行かないんだ!
大森:MAPAは意外と仕事としての距離感をちゃんととってるよね。
プー:今回の対談、毎回その話になります。私は人との距離感が下手なんです。近すぎるかめっちゃ遠いか(笑)。
大森:めっちゃ仲よくてうまくいかないこともある?
プー:うーん、PIGGSは一緒に住んで家族みたいになっちゃったから。それで仕事としての発言なのかそうじゃないのかがあやふやになってしまって。
大森:そうか。じゃあ距離はとったほうがいいね。
プー:だから、初期BiSの最後の6人が一番うまくいってたんだと思います。
古正寺:プー・ルイとノゾ氏(ヒラノノゾミ)が初期メンバーで、その下に3人いて、その下が私。プー・ルイが一番上にいつつ、間の3人がうまいことやってくれたりしてたよね。
プー:うん、特にウイカ様の立ち回りが見事だった。
大森:一流の中間管理職みたいな立ち回りをしてくれそうだもんね。
プー:ただ、当時の私は幼かったから、それが不満だったんですよ。
古正寺:なんでよ(笑)。
――上手な立ち振る舞いしやがって、みたいなことですか。
プー:そうそう。いま思うと私が幼稚すぎてくだらないんですけどね(笑)。もっと不器用にやれよ、みたいな渡辺さんイズムに染まりすぎていたので。
大森:ああ。でも、合わないなっていう人がひとりくらいいるほうがグループっぽいから。
プー:それなんですよ。私が「なんだよこいつ」って思う子がいるほうがうまくいくとわかった。でも、いまは私がキャリアを積んでしまったのでムズいんですよね。ライバルみたいにはなりにくい。それで逆に距離感バグおばさんになってしまう(笑)。PIGGSが始まるときにコショからLINEがきたのを覚えていて。「最初から全力で頑張っちゃダメだよ」「みんながみんなプー・ルイみたいな人じゃないからね」って。
古正寺:そんなこと言ってたんだ(笑)。
――めちゃくちゃ正しいじゃないですか!
プー:真理です。頑張っちゃったし、みんながみんなプー・ルイと同じだと思っちゃった(笑)。
古正寺:だから逆にプー・ルイをコントロールするくらいのメンバーが必要なのかも。
プー:私のかわりにコントロールしてくれる人と、カリスマがいればいいのかな。
大森:カリスマってどこにいるんですか(笑)。
プー:それで言うと、最初のZOCは特にすごかったですよね。
大森:ZOCはそれこそ「なにこいつ?」っていうのを全員入れたの(笑)。理解できないなって思いながら、理解できないことだけが楽しかったから。
古正寺:最初の曲が「ZOC実験室」だから、ほんとうに実験してましたよね。
大森:そうそう。仲良しごっこするつもりもなかったから。
プー:それがかっこよかった。
大森:それぞれ共通点もあったし、まだカリスマじゃなくて普通っぽい部分もあったけど、いい意味でライバル視していて、あいつがそっちなら自分はそこはやらない、みたいなバラけかたをしたんだよね。自分たちでそれぞれ違う方向に行った。あれは全員が同期だからよかった。
プー:みんなが対等に見えてました。大森さんと対等に渡り歩くのはかなり大変じゃないですか。それができているのがすごいなと思ってました。私もそこを目指したい(笑)。
大森:プーちゃんのグループって、プーちゃんのファンがついてくる感じ? それともPIGGSというコンテンツを好きでいてくれる感じ?
プー:どっちなんだろう。もちろんコンテンツをおもしろいと思ってくれてるんですけど、深く辿っていくと、私の夢を応援してるというところも大きい気はします。うちには大きい物語がそれしかなかったので。私がPIGGSから抜けたあとは、5人がどれだけ夢を語れるか次第だと思ってます。ぶーちゃんズのみんなも応援するのに意味がほしいし、5人の意志を見たいと思うんですよね。だから、うちのファンは音楽を好きでいてはくれているけど、音楽が好きというよりも、武道館に立つところを見たいとか、一緒に夢を追いかけたいというほうが強い気がします。ただ、それもちょっとこわいとは思うんですよ。音楽が好きで見に来ました、というのが健全だと思うので。そういうファンを作ったことがないので、実際はどうなのかわからないんですけどね。
古正寺:その音楽が好きで、その歌が好きで、そのライブが好きという人もいっぱいいるんじゃない?
プー:もちろんいるけど、きっと順番が違うんだと思う。音楽は好きだけど、その前にその人の夢が好きというか。うまく言語化できないんだけど。
大森:その渦みたいなのがアイドルカルチャーだよね。うちの事務所は多分、そのなかにはいないので、それがいいところでもあるし、足りないところでもある。音楽ができているという点で最初から達成してしまっているから、じつはハングリーさに欠けるんですよ。大きい夢を見ようぜ、というのを失いがちでもあって、それはファンにも伝染していくものだと思うから、一緒に夢を見ることができるというのはいいことだと思うよ。
プー:どっちにもいい面とそうじゃない面があるんですね。たまに古正寺と真面目な話をするんですけど、コショは自分の表現したいものが一番にあるから、そこは私と違ってアーティストなんです。私は目的が一番にきちゃう。私はこの表現がやりたいんだ、それについてこい、というタイプではないんですよ。
――アイドルはあくまで手段であると。
プー:プー・ルイ自体のスタートが、この曲を歌ってください、と用意されたものだったので。もともと武道館も自分で持った夢ではなくて、活動していくなかで武道館でできそう、でも、できなかったというストーリーが生まれていって、いつしかそれがほんとうの夢になったので。だから武道館に立ちたいけど、そこでなにをやりたいかというのがないんですよ。もちろんやると決まったら、この曲をやりたい、とか、こんな話をしたい、とかはあるんですけど。順番が逆なんです。
――ただ、武道館へのこだわりの強さは相当なものだといつも思います。
プー:それを叶えるための仲間がほしいんですよね。時代は変わったかもしれないけど、そんななかでもおもしろい子を見つけたいなと思ってます。
――この対談シリーズの流れで言えば、大森さんと古正寺さんに来てもらったのには理由があって、ふたりを新プロジェクトに巻き込みたいというのもあるんですよね。
プー:もちろんそうです(笑)。大森さんに曲を書いていただく日がきたらいいなって。
大森:全然やりますよ。
プー:私が大森さんの曲を歌うイメージってないじゃないですか。
古正寺:たしかに! 意外となかったんだね。
プー:コショとはいつも一緒にいるから、なにしてもらおうかな。やっぱり対バン?
――グループを一緒にやるのはどうですか?
古正寺:えー……(笑)。
プー:それなら大森さんも一緒に。
大森:私も? やるならリハは少なくしてください(笑)。でも、まだグループがない状態なのにこういう企画をやるなんて偉いね。
プー:気合いだけは入っちゃってます。私はこわくないから応募してねっていう企画です(笑)。
古正寺:プー・ルイがやるグループなんだから、プー・ルイらしさがあると私は嬉しいな。これだけ話したら、逆にそのオーディションを見てみたいかも。
大森:たしかにね。ある程度選ばれたうえでどんな人が残ったのか見てみたいね。
プー:おもしろい! 違うタイプの子にかき乱してほしいと思うけど、やっぱり自分で選ぶと自分の好みが出ちゃうから。大森さんたちにやばそうな子を見つけてもらいたい。
大森:見る、見る。
プー:じゃあそのときはよろしくお願いします。TOKYO PINKのオーディションも見に行かせてください(笑)。
プー・ルイ
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